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2022年(令和4年)千葉県立高校入試解説(数学)その①(形式・概観の分析)

どうも、はるです。

先日、2月24日に千葉県立高校の入試(英・数・国)が行われましたので、数学の問題を解きました。今回も解説していきたいと思います。

今年の千葉県は大きく傾向が変わったので、複数回に分けて解説していきます。

まず今回は形式や概観部分の解説を行います。

 

◯傾向
形式 :記述・選択式の混合型。作図や証明記述も出題されました。ここは例年通りです。
難易度:やや難化、詳しくは次回です。
分量 :文章を読む量はほぼ変更なしです。しかし、大問数は例年の5つから4つに変更されました。あわせて、配点と小問数(解答数)も大きく変化しました。今年と昨年の、1問あたりの配点と小問数は以下の通りです。

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1問あたりの配点と小問数

 

少々、読み取りにくくて恐縮ですが、押さえてもらいたいのは次の2点です。

① 小問数が増加

小問数(解答数)が22問から、26問に増加しました。

 

② 1問あたりの配点が低い問題が増加

昨年は、1問5点の問題が16問、

今年は、1問3点の問題が16問になりました。

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1問あたりの配点と小問数

総括すると、今までは1問あたりの配点が高いので、ケアレスミスでの失点が大きかったです。しかし、今年は、1問あたりの配点が下がったため、その心配は少しだけ減っていました。

とはいえ、小問数が増加した分、より多くの分野から出題されます。したがって、網羅的な知識が必要となります。

この大きな変化から恩恵を受けた人、そうでない人、変わらない人、三者三様だったと思われます。